時短勤務、小学校以降も使える会社は何割?国の調査で数えてみた
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この記事の結論
- 短時間勤務の制度がある事業所は70.0%です(2024年10月時点)。
- そのうち**小学校入学以降も使えるのは27.8%**でした。
- 全事業所100か所に直すと、小学生でも時短を使えるのは約19か所です。
- 求人票では分からないので、「何年生まで使えるか」を面接か内定後に聞きます。
この記事を書いた人
神奈川県在住、共働きで子ども3人を育てています。会社員として働きながら、転職を検討しているところです。
「子どもが小学生になったら時短が終わる」という話をよく聞きます。では、小学生でも時短を使える会社はどれくらいあるのか。厚生労働省の雇用均等基本調査を読み、転職先を探す目線で数え直しました。わが家で小学生の時短を使った体験ではありません。数字は2026年10月17日に確認したものです。
ママ 小学生でも時短OKの会社って、実際どれくらいあるの?
パパ 国の調査に数字があったよ。100か所あたりに直してみた!
ママ えっ、そんなの出てるんだ。教えて!
法律で決まっているのは3歳未満まで
時短勤務(短時間勤務制度)は、1日の働く時間を短くできる制度です。会社に用意する義務があるのは、3歳未満の子を育てる人までです。
3歳から小学校入学前までは、2025年10月から会社が5つの措置から2つ以上を選んで用意することになりました。時短勤務はその選択肢の1つなので、会社が選ばなければ使えません。
小学生については、時短勤務を用意する法律上の義務はありません。小学校3年生修了まで広がったのは、子の看護等休暇のほうです。年齢ごとの会社の義務は、転職してすぐ時短勤務できるかの記事に表にしています。
小学校以降も使える事業所は27.8%
厚生労働省の「令和6年度雇用均等基本調査」(2024年10月1日時点、常用労働者5人以上の民営事業所)で、短時間勤務の制度があると答えた事業所は**70.0%**でした。
制度がある事業所に、子どもが何歳まで使えるかを聞いた結果は次のとおりです。
| 何歳まで使えるか | 制度がある事業所の割合 |
|---|---|
| 3歳未満 | 50.9% |
| 3歳〜小学校入学前の一定の年齢 | 4.3% |
| 小学校入学前まで | 17.0% |
| 小学校1〜3年生(9歳)まで | 10.6% |
| 小学校4年生〜卒業(12歳)まで | 9.6% |
| 小学校卒業以降も使える | 7.6% |
小学校入学以降も使えるのは、下の3つを足した27.8%です。半分ほどの事業所は、3歳になる前で終わる制度でした。
100事業所あたりに直すと約19か所
上の表は「制度がある事業所」を100とした割合です。転職先を探すときは、制度がない事業所も含めた全体で見たほうが実感に近いと考えました。そこで、制度ありの70.0%をかけて、全事業所100か所あたりに直しました(四捨五入。この記事での計算です)。
| 子どもが何歳まで使えるか | 全事業所100か所あたり |
|---|---|
| 小学校入学以降も使える | 約19か所 |
| 小学校4年生以降も使える | 約12か所 |
| 小学校卒業以降も使える | 約5か所 |
| 短時間勤務の制度がない | 30か所 |
つまり、小学生でも時短を使える職場は5か所に1か所ほどです。高学年まで使いたいなら、さらに絞られます。
この調査は「事業所」の数で数えています。会社の数でも、働く人の数でもない点に注意してください。
パパ 小学生まで使えるのは、100か所で19か所くらいなんだ。
ママ 思ったより少ない!探し方を考えないとね。
3年分の推移を並べた
同じ調査の令和4〜6年度を並べました。いずれも、制度がある事業所を100とした割合です。
| 調査年度 | 制度あり | 小学校入学以降も使える |
|---|---|---|
| 令和4年度 | 71.6% | 26.1% |
| 令和5年度 | 61.0% | 31.2% |
| 令和6年度 | 70.0% | 27.8% |
小学校入学以降も使える割合は、3年とも3割前後でした。年によって上下があり、はっきり増えているとまでは言えません。
令和7年度の調査(2025年10月1日時点)は、改正後の制度に合わせて聞き方が変わっています。結果の概要では、3歳以降の子が使える短時間勤務制度がある事業所は59.4%でした。小学生まで使えるかの内訳は、概要には載っていませんでした。
小学生でも時短を使える会社の探し方
求人票の「時短勤務制度あり」だけでは、子どもが何歳まで使えるか分かりません。次の順で確かめるのが近道です。
| 段階 | 確かめること | 聞き方・見るところ |
|---|---|---|
| 求人票 | 「小学校卒業まで」などの記載 | 福利厚生や働き方の欄 |
| 面接 | 何年生まで使えるか | 時短は子どもが何年生になるまで使えますか |
| 面接 | 実際に使っている人 | 小学生の子がいて時短の方はいますか |
| 内定後 | 入社直後から使えるか | 入社1年未満を対象外にする労使協定はありますか |
答えは、労働条件通知書や就業規則で書面で確かめておくと安心です。
時短のはずが残業続きにならないかは、時短正社員の求人で残業を見分ける記事にまとめました。3歳〜小学校入学前の会社の制度は、柔軟な働き方の措置を転職先で確かめる記事で聞き方を表にしています。
ママ 小学生まで使えるか、最初から聞いちゃえばいいんだね!
パパ うん。面接で聞きにくいことは、エージェントに頼む手もあるよ。
正直なデメリット
- 調査は全国の数字です。神奈川だけの割合や、業種・会社の規模ごとの数字は、この記事では出していません。
- 「制度がある」ことと「職場で使いやすい」ことは別です。実際に使っている人がいるかは聞かないと分かりません。
- 令和7年度の内訳は概要に載っておらず、法改正のあとの最新の割合は分かっていません。
- この記事は転職を検討している立場で調べたもので、小学生の時短を使った体験ではありません。
次の一歩
- 上の表で、子どもが何年生まで時短を使いたいかを決める
- 気になる求人の働き方の欄で「小学校」の記載を探す
- 面接では「何年生まで使えるか」と「使っている人がいるか」を聞く
小学生まで時短を使いたい場合は、時短の求人を扱う転職サービスに条件を伝えて探してもらう方法もあります。