共働きの世帯年収と貯金、平均と中央値はいくら?公式データで並べてみた
この記事にはプロモーション(広告)が含まれます。詳しくは広告・PRについてをご覧ください。
この記事の結論
- 子どもがいる世帯の平均所得は857.3万円(2024年の1年間、税金などを引く前)
- ただし全世帯では平均575.2万円に対して中央値は451万円。平均は高い世帯に引っぱられる
- 貯金は、勤労者世帯の平均1,717万円に対して中央値1,015万円(貯蓄がある世帯の真ん中)
- 毎月の貯金の目安は、勤労者世帯の預貯金純増で月約17.7万円。ボーナス込みの平均で、世帯主の平均年齢は51歳
この記事を書いた人
神奈川県在住、共働きで子ども3人を育てています。この記事は、厚生労働省と総務省の統計から、共働き・子育て世帯に近い数字だけを抜き出して並べ直したものです。わが家の年収や貯金を紹介する記事ではありません。
数字は2026年10月14日に、各省の公表資料で確認しました。「共働き世帯だけ」の集計は公表資料の本文には載っていないため、一番近い区分(子どものいる世帯、勤労者世帯、世帯主の年齢別)の数字を使っています。
パパ よその家の年収とか貯金って、平均だけ見ると焦るんだよね…
ママ 平均と中央値、どっち見ればいいの?うちみたいな共働き子育て家庭に近い数字が知りたい!
共働き・子育て世帯に近い数字の早見表
公表資料から、共働き・子育て世帯に関係しそうな数字だけを並べ直しました。
| 知りたいこと | 一番近い公式の区分 | 数字 | 出典・時点 |
|---|---|---|---|
| 子育て世帯の年収 | 児童のいる世帯の平均所得 | 857.3万円 | 国民生活基礎調査(2024年の所得) |
| 30代の世帯年収 | 世帯主30〜39歳の平均所得 | 646.9万円 | 同上 |
| 40代の世帯年収 | 世帯主40〜49歳の平均所得 | 761.8万円 | 同上 |
| 子育て世帯の貯金 | 児童のいる世帯の平均貯蓄額 | 1,035.7万円 | 国民生活基礎調査(2025年6月末) |
| 子育て世帯の借入 | 児童のいる世帯の平均借入金額 | 1,226.2万円 | 同上 |
| 働く世帯の貯金の真ん中 | 勤労者世帯の貯蓄の中央値 | 1,015万円 | 家計調査(2025年) |
| 毎月の貯金額 | 勤労者世帯の預貯金純増(月) | 177,061円 | 家計調査(2025年) |
| ママが働いている割合 | 児童のいる世帯で母が仕事あり | 81.2% | 国民生活基礎調査(2025年) |
「所得」は税金や社会保険料を引く前の金額で、手取りではありません。年収の組み合わせから手取りを出したいときは、共働きの世帯年収→手取り計算機が使えます。
世帯年収:平均と中央値の差
厚生労働省の国民生活基礎調査(2025年調査、2024年1年間の所得)の数字です。
| 区分 | 1世帯あたり平均所得 |
|---|---|
| 全世帯 | 575.2万円 |
| 児童のいる世帯 | 857.3万円 |
| 高齢者世帯 | 336.1万円 |
| 全世帯の中央値 | 451万円 |
全世帯の61.5%は、平均の575.2万円より少ない所得です。平均は所得の高い世帯に引っぱられて上がるので、「真ん中の家」の感覚に近いのは中央値です。ただし子どものいる世帯だけの中央値は、今回見た概況の本文には載っていませんでした。
世帯主の年齢別では、29歳以下364.3万円、30〜39歳646.9万円、40〜49歳761.8万円、50〜59歳814.6万円です。これは子どもの有無や共働きかどうかを分けていない数字です。
共働きはどのくらいの割合?
同じ調査では、子どものいる世帯のうち、母が仕事をしている割合は81.2%でした。内訳は次のとおりです。
| 母の仕事の状況 | 割合 |
|---|---|
| 正規の職員・従業員 | 34.7% |
| 非正規の職員・従業員 | 35.8% |
| その他 | 10.8% |
| 仕事なし | 18.8% |
子どもがいる世帯の約8割で母が働いていることになります。子どもの数では、1人が50.1%、2人が38.3%、3人以上は11.5%(105万9千世帯)です。
パパ 子どものいる世帯で、ママが働いてる割合は81.2%だって。共働き、もう多数派なんだね。
ママ へぇ〜。でも正社員は3割ちょっとかぁ。働き方で世帯年収、かなり変わりそう。
貯金:平均と中央値の差
総務省の家計調査(貯蓄・負債編、2025年平均)の数字です。中央値は「貯蓄がある世帯」を少ない順に並べたときの真ん中です。
| 区分 | 平均貯蓄 | 中央値 | 年間収入 |
|---|---|---|---|
| 二人以上の世帯 | 2,059万円 | 1,264万円 | 681万円 |
| うち勤労者世帯 | 1,717万円 | 1,015万円 | 824万円 |
世帯主の年齢別(二人以上の世帯)では、子育て期にあたる年代は次のとおりです。
| 世帯主の年齢 | 貯蓄 | 負債 | 年間収入 |
|---|---|---|---|
| 40歳未満 | 994万円 | 1,882万円 | 767万円 |
| 40〜49歳 | 1,381万円 | 1,483万円 | 871万円 |
40歳未満では、負債(住宅ローンなど)が貯蓄を上回っています。家を買う時期と子育ての時期が重なるためと考えられます。
厚生労働省の調査でも、児童のいる世帯の平均貯蓄額は1,035.7万円、借入金がある世帯は54.3%、平均借入金額は1,226.2万円でした(2025年6月末)。
毎月いくら貯金している?
家計調査(家計収支編、2025年平均)の勤労者世帯の1か月あたりの数字です。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 実収入(税込の収入) | 653,901円 |
| うち世帯主の配偶者の収入 | 107,549円 |
| 可処分所得(手取り) | 532,408円 |
| 消費支出 | 346,297円 |
| 預貯金純増 | 177,061円 |
預貯金純増は、預け入れから引き出しを引いた金額です。ボーナス月も含めた12か月の平均なので、毎月の給料から17.7万円ずつ貯めているという意味ではありません。この区分の世帯主の平均年齢は51.0歳、世帯人員は3.20人で、子育て中の世帯より上の年代が中心です。
正直なデメリット
- 共働きだけの数字ではない。公表資料の本文に共働き世帯だけの集計がなく、一番近い区分で代用しています。
- 年と時点がそろっていない。所得は2024年の1年間、貯蓄は2025年6月末や2025年平均です。
- 平均は実感より高く出やすい。とくに貯蓄は、一部の多い世帯で平均が上がります。比べるなら中央値を中心に見てください。
- 地域差が入っていない。神奈川など住む場所によって、家賃や物価が変わります。
ママ 平均と比べて落ち込むより、中央値と、うちの毎月の収支を見たほうがよくない?
パパ だね!まず手取りと、毎月いくら残るかを出してみよう。
次の一歩
- 夫婦の年収から、世帯の手取りを出す(世帯年収→手取り計算機)。
- 毎月の収入と支出を並べて、ボーナスを除いた「毎月残る額」を出す。
- 貯金や投資の分担は、共働き夫婦のNISAの記事と財布の分け方の比較を参考に決める。