神奈川の多子世帯支援、市でこんなに違う!横浜・川崎・相模原の保育料
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結論
- 神奈川県の制度で、子ども3人以上の家庭だけを対象にしたものは、今回調べた範囲では見当たりませんでした。私立高校の授業料支援は2026年度から所得制限がなく、国と県で最大48万円です。
- 差が出るのは市町村の保育料です。川崎市は2024年4月から、きょうだいの年齢や施設に関係なく第2子半額・第3子以降無料にしています。
- 横浜市・相模原市は、就学前で保育所などに通う兄姉だけを数える国と同じ仕組みです。上の子が小学生だと、末っ子が第1子扱いになることがあります。
この記事を書いた人
神奈川県在住、共働きで子ども3人を育てています。国の制度は第3子から使える国の制度まとめで整理しましたが、実際の負担は住んでいる市町村で変わると分かり、県内の例を調べました。
この記事でしたことは、神奈川県と横浜市・川崎市・相模原市の公式ページや資料を読み、確認できた内容だけを表にしたことです。内容は2026年10月時点のものです。県内のすべての市町村は調べていません。
国の制度は分かったけど、保育料は住んでいる市で違うんだよね?
横浜・川崎・相模原で、きょうだいの数え方を比べてみたよ。
市によって違う、保育料のきょうだいの数え方
0〜2歳クラスの保育料は、第2子が軽減、第3子以降が無料になる仕組みがあります。違うのは「誰を数えるか」です。
| 市 | 数えるきょうだい | 第2子 | 第3子以降 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 認可保育所などを利用する就学前の兄姉(幼稚園など教育利用は小1〜3年も) | 軽減(利用料表の第2子欄) | 無料 |
| 相模原市 | 就学前の兄姉で、保育所・幼稚園・認定こども園などを利用している子 | 基準額表の2人目の金額 | 無料(100%減額) |
| 川崎市 | 保護者と生計が同じ子。年齢・利用施設は問わない | 半額 | 無料 |
横浜市と相模原市にも例外があります。所得の低い世帯(横浜市は市民税所得割額57,700円以下、相模原市はC1〜D3階層など)は、年齢に関係なく生計が同じ子を数えます。
川崎市の拡充は2024年4月からです。2024年2月の市のお知らせと、2024年度の利用案内で確認しました。2026年度も同じ内容かは、市の最新の利用案内で確かめてください。
例:3人きょうだいで、末っ子の1歳が保育園に入ると
数え方の違いが金額にどう出るかを、表にしました。所得の低い世帯の例外には当たらない家庭を想定しています。
| 子どもの状況(上から) | 横浜市・相模原市 | 川崎市 |
|---|---|---|
| 小5・4歳(保育園)・1歳(保育園) | 1歳は第2子。軽減 | 1歳は第3子。無料 |
| 小6・小2・1歳(保育園) | 1歳は第1子。軽減なし | 1歳は第3子。無料 |
| 中1・小4・1歳(保育園) | 1歳は第1子。軽減なし | 1歳は第3子。無料 |
上の子2人が小学生以上だと、横浜市・相模原市では1歳の子に多子軽減がかかりません。川崎市なら無料です。0〜2歳クラスは保育料が高い時期なので、この差は小さくありません。
川崎市で保育所などを利用していない兄姉を数えてもらうには、申立書と、生計が同じことを確かめる書類を出す必要があります。19歳以上の子や、寮などで別に住んでいる子も、書類を出せば対象になる場合があります。
神奈川県の制度:私立高校の学費支援
県の制度で、子どもが3人いる家庭の家計に関わりが大きいのは私立高校の学費支援です。多子世帯だけの制度ではありません。
| 制度 | 内容(2026年度) |
|---|---|
| 授業料の支援 | 国の就学支援金と県の学費補助金を合わせて、所得制限なしで最大48万円 |
| 入学金の補助 | 生活保護世帯・住民税非課税世帯が対象で、最大212,000円 |
| 高校生等奨学給付金 | 保護者等の住民税所得割額の合計が182,500円未満の世帯など。申請は2026年7月1日〜11月13日 |
学費補助金の対象は、神奈川県内の高校などに通い、生徒と保護者がともに県内に住んでいる場合です。申請は学校を通じて行い、例年6月ごろに学校から案内があります。
奨学給付金は、高校の専攻科に在学する場合だけ、多子世帯の基準(所得割額264,500円未満)が別に設けられています。
調べて分かった、確認のしかた
- 保育料は市町村の「利用案内」に、きょうだいの数え方が書いてあります。「多子軽減」「きょうだい区分」で探すと見つかります。
- 横浜市は区役所のこども家庭支援課、川崎市は区役所の担当窓口が問い合わせ先です。
- 県の学費支援は、県の「私立学校の学費支援制度」のページに一覧があります。市町村独自の学費補助の一覧(PDF)もそこから見られます。
県内すべての市町村は調べられていないから、自分の市の案内も確認してね。
入園や引っ越しのときは、特にチェックしておきたいね。
正直なデメリット
- 3市しか調べていません。独自の制度は市町村ごとに違うので、ほかの市町村は自分で確認が必要です。
- 川崎市の内容は2024年度の資料で確認したものです。最新年度の資料では確認できていません。
- 県の学費支援の金額の内訳(所得ごとの額)は、リーフレットが画像で読み取れず、この記事には書いていません。
- 保育料の軽減は、引っ越しの判断材料になるほどの差になることがあります。ただ、保育園の入りやすさや通勤など、ほかの条件の方が大きい場合も多いはずです。
次の一歩
- 住んでいる市町村の利用案内で、きょうだいの数え方を確認する。上の子が小学生以上かどうかが分かれ目です。
- 上の子が高校受験を控えているなら、私立高校の学費支援のリーフレットを県のページで見ておく。
- 大学の授業料の減免は大学無償化(多子世帯)の条件にまとめています。